脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

脳のなかの幽霊:
昔、胃・十二指腸潰瘍は神経性ストレスにより過剰分泌された胃酸が粘膜をおかすのが原因とされた。そのため制酸剤、ヒスタミン・レセプタの阻害薬投与、迷走(胃酸分泌のための)神経切断術、胃切除が治療法だった。オーストラリアの研修医だったビル・マーシャルは潰瘍の染色切片によく見つかるヘリコバクター・ピロリ菌が原因かもと担当教授などに話したら「潰瘍がストレスで起こるのは周知のことだ、君が見たのは潰瘍の2次感染だ」と相手にされず、納得がいかなかったので、培養したした菌を飲んで数週間後に内視鏡検査で胃腸管に発生した潰瘍を確認した。その後臨床試験を実施して、抗生物質と抗菌剤の組み合わせ投与が酸阻害剤のみの投与より遥かに治癒率が高く再発が少ないことを示した。
↑光学顕微鏡とガッツで発見できたのです。

K・V・シルベンガダムは患者の匂いで病名を判定できた。
カート・ゴールドスタイン(神経科医)
半身不随でもあくびのときは無意識に両腕(麻痺した腕まで!)が動く

ペンフィールドホムンクルス
クオリア
サヴァン
インスパイア:辺縁系の操作で誰でも預言者になれるのか?