あなたが選ぶナショジオベスト30:20位:クジラの唄
ロジャー・ペイン
ナショナルジオグラフィック誌の付録として配布された「クジラの唄」のレコードは、当時の購読者分の1050万枚がプレスされたので、初回プレスの世界記録となった。
キャプテン・クックから南氷洋のいたる所に浮かんでいるクジラの報告があっても死ぬと沈む種類だったので暫く放置されていたが、クジラの体内に空気を送る機械が開発されて乱獲の開始、穂先に炸薬を仕込んで手っ取り早く始末する銛(90kg)の時代を経て、飛び散る肉片が勿体無いと電気銛で感電死させるタイプに移行した。
・とある海域でシャチの獲物だった特定のクジラが捕鯨で全滅、シャチが食餌標的をトド・ラッコに変更してこれらが急減、ラッコの餌だったウニが大繁殖して海草が不足、魚介類が壊滅して魚場が崩壊した(ところもあると言う?)。