世界史の誕生─モンゴルの発展と伝統 (ちくま文庫)

世界史の誕生─モンゴルの発展と伝統 (ちくま文庫)

世界史の誕生
アブラハム・イサク・ヤコブヘブライ人氏族間の同盟が破られぬ様に監視役(万軍の主)に選ばれた神が「エホバ」であって、以後も各氏族で様々な氏神等を祀っていた。
申命記はモーゼ五書(律法)の中では最も古い:「列王記2巻 23:2」にある
ー王は、ユダのすべての人々、エルサレムのすべての住民、祭司と預言者、下の者から上の者まで、すべての民と共に主の神殿に上り、主の神殿で見つかった「契約の書」のすべての言葉を彼らに読み聞かせた。ー
このヨシュア王時代の神殿改装の際に発見された「申命記の写本」が発端となってユダヤ教が発生する。
 申命記はホセア他の予言者との近似性や申命記の律法とヨシア王の律法との類似性(ヨハンネス・クリュソストモス、ヒエロニムス、アタナシウス等教会教父に指摘されている)から前8世紀に北イスラエルで著述された。
申命記の写本」とはモーゼに仮託された偽書であるのは確実で、これ以後他の四書が書かれるが「創世記」の完成が最も新しい。

参考文献
・『旧約聖書』 エドモン・ジャコブ 白水社文庫クセジュ
・『旧約新約聖書大事典』 教文館