図解雑学 脳のはたらき 知覚と錯覚 (図解雑学シリーズ)
図解雑学 知覚と錯覚 脳のはたらき
感知可能な光の範囲は10万分の1ルクスから10万ルクス
可視波長範囲は380から800ナノメートル、400NM付近は菫、紫外線=菫外線
ヘビは温血動物の体温が発する「赤外線=熱線」を感知するので暗闇でネズミを捕えられる。
静止網膜像:1961プリチャード
網膜上の中心窩は解像度が高いので「視野の中心付近10%」を処理するために脳視覚野の50%以上が使われる。
分離脳研究:1972レビィ、トレバーセン、スペリー
位置・運動の処理経路:V1→「V3=形」+「V5=運動」→連合野
形状・色彩の処理経路:V1→「V2=形」+「V4=色彩」→連合野
1960ヒューベル、ウィーゼル
錐体の分布はそれぞれ 青426NM(S)=10% 緑530NM(M)=30% 赤557NM(L)=60% で一様ではない、また網膜の中心部分には青錐体(S)は殆ど存在しない。
ガンツフェルト=一様視野、全体野:不均一な領域がないと知覚できない。
側抑制による錯視=ヘルマン格子
ジャストロー錯視:同型を重ねると「下」のモノ程大きく見える。
眼球運動説は流行らない。
勾配錯視、運動視差、
ホーニ現象:1949年小型の「エイムズの部屋」でホーニという女性が「他人」の顔には錯視が働いたが、「夫」の顔には錯視が無かったという報告。見慣れた顔ということではなく、観察者との「関係」が要因らしい?
自己誘導、運動残効、
乗り物酔いで一番効くのは目を閉じて横になり、視覚と身体感覚の不一致を生じさせないこと。
文脈効果
視角:目から573mmの距離のとき5円玉の穴(直径5mm)は「視角」にして0.5°(30分)、このとき偶然ではあるが太陽と月も「30分」で5円玉の穴に収まる。太陽は月より400倍大きいが地球からの距離は月より400倍遠いので見た目は同じ「視角」になる。
コリジョンコース:双方の見える角度が変化しないと相手が止まって見えてしまい、交差点で衝突する。
1951逆さ眼鏡:1963ヘルドの猫の実験=受動的な視覚刺激を与えられても正常な視覚行動ができない、自ら(能動的)動かないと視覚は得られない。
ハンター仲間の誤射事件:現場検証での捜査官には「人」にしか見えないが、狩猟の時のハンターからは「獲物」に見える。