イエスのミステリー―死海文書で謎を解く

イエスのミステリー―死海文書で謎を解く

挿絵を見て感想
ガザ地峡=南はアカバ湾から死海ヨルダン川ガリラヤ湖レバノンを経て地中海
アフリカプレートとアラビアプレートの境目がガザ地溝帯ならイスラエルはアフリカと考えるのが自然の様だ。
根本主義者(トンドモな方)からトンデモ呼ばわりなのである意味気の毒な気がする。

*キリストは律法の終わり、神の前では皆平等
「奇跡=ユダヤ人の常識から逸脱した(サプライズ)思想の実現を指す」
「病人の癒し」→当時病気は神の罰とされ病人は忌み嫌われ差別の対象だったが、これらの罪・穢れを無効と宣言し、罪人(病人)の聖地の出入、礼拝を許可したことが奇跡
「水をぶどう酒に変えた」→無割礼の異邦人がユダヤの宗教行事に参加したときに「洗礼=水」までしか認めないところを「共餐=ぶどう酒」まで同伴するのを許した奇跡
「5000人の養い」→共餐に際してレビ人(生来の職業祭司=パンの塊)を呼びに行こうとする”バカ12使徒”を制して平信徒(宗教上の低階層者)を臨時祭司(パンの配布者)とした奇跡
特に4福音全てに記録のある「5000人の養い」の解釈は正に「福音」の名に相応しい。
聞く耳があるものは聞くがよい」→”これからの話は比喩が満載だからマジに捉えないで注意してきいてね!”の意。


A・D70年にエルサレムが焼け落ちA・D74年にマサダ=砦でゼロデ党員が集団自決の結果、ローマを倒し王国再興の預言は全て絶望となり、以後は実現不可能な夢は忘れて「神の国=精神の帝國」をよりどころに伝道のスタート