機関銃の社会史作者: ジョンエリス,John Ellis,越智道雄出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1993/04/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る

クランク=ガトリング
フルオート=ガードナー、マクシム、ノーデンフェルト、ホチキス、ブラウニング

マザー・ジョーンズ 1912年

マシンガンは南北戦争で初登場、劇的効果があったにも拘わらず軍での装備普及は順調では無かった。軍人の抵抗にあったのである。

1876年 意外なことにカスターは部隊に4丁の分解して携行が可能なガトリング銃が配備されていたのにリトルビックホーンに携行するのを許さなかった。

マシンガンが有効に使われたのは概ね次の二つケースである。
1.労働運動盛んな頃の米国で組合労働者に対して使用者・州政府側が暴徒鎮圧の名目で使用。
1.主にアフリカ大陸で欧州列国が各植民地で弓槍で抵抗する現地部族に使用。
上のいずれも戦争といえるものではなく一方的な殺戮。
特にアフリカでは多数の敵に対して多大な効果があったのに後世界大戦の初期までマシンガンを職業軍人は軽視した。
労働者やアフリカ原住民などの戦闘弱者には使えても栄えある軍人同士の戦いには使用したくなかったのである。