・トゥレット症候群:

http://foxcrime.jp/bangumi/history/index.shtml
歴史的犯罪の首謀者たち#7 世紀の絵画詐欺
ジョン・ドリューはイギリスの高校物理教師であるが資格・履歴は略詐称と思われる。
美術の専門書を読み漁って美術品詐欺を思いつき、週刊誌に「模倣画作者求む」の広告に応募したジェン・マイアットに贋作を依頼した。初期の贋作はジャコメッティで25000ポンドで売れたがマイアットの取分は10000ポンド、以後描き続けることになる。
業界で信用を得るため、蒐集家兼資産家(?)のバッシェバに近づいて結婚、テート・ギャラリー公文書館に出入り出来る身分となり、資料を持ち出しては文書偽造、また館の資料自体に贋作の履歴を付加した。
運営資金に窮し、教会本部に無許可で古美術品を売り払った修道院を(スタンプから)突き止めると、院長を脅迫して売り払い財産の目録に自らの贋作を水増しさせて所蔵履歴の捏造に加担させた。
妻バッシェバと不仲になり、妻に贋作製造の証拠資料を警察に持ち込まれ逮捕に至る。
逮捕の時、虚実の区別がつかない状態で、警察の取調べで贋作販売の活動動機を問われて「英国情報部MIへの資金調達(武器購入の為)である」、とか心臓の不具合を訴えて診断書を偽造した。
懲役6年の判決、2年の服役後に出所したが、彼の手がけた贋作は未だ170点程出回っているという。