スクリーンへの進出
1960年代墨西哥のヒーロー:エル・サント、ルチャ・ドール→シネマスター
東西冷戦時代、東欧諸国では映画007シリーズを上映出来なかったので、波蘭では波蘭スパイとしてナチスに潜入したクロス大尉の活躍を描いたパチモノTVシリーズ(24回)があった。主演のミハエル・ミクルスキは波蘭ヨハネ・パウロ2世に匹敵する人気者。
1960年代印度では1日2本の映画が制作、冷戦時代中立国印度の映画は共産圏、アフリカ、中近東、南米と世界中で鑑賞された。
印度のスーパースター=アミターブ・バッチャン、主演出世作「炎」は256週連続1位、25年間興行記録が破られなかった。彼は2000年BBCの人気投票でも第1位。後に政界入りした。女優では「ジーナ・アマン」
伯剌西爾では軍事政権時代、TV番組は検閲の影響の全く無い7時にドタバタ・バカコメ、8時から成人向けエロ番組ばかりだった。
1970年軍独裁が終わり政府検閲の心配が無くなると1976年にブラジルで制作された薄幸な少女の出世劇「奴隷娘イザウラ(主演:L・サントス)」は自国で大ヒットしただけでなく80年代には100カ国以上で高視聴率を獲得し、海外TVドラマの魁となったのですが、後に世界59ヶ国以上で放映された1983年のNHK連続テレビ小説おしん」の制作動機となったのは間違いありません。
S・ブラガ
サンカラ大尉