インド社会と新仏教―アンベードカルの人と思想:

マハトマ(ガンジー)は入獄中”死に至る断食”の脅しを幾度か宣言するが、マジで実行したのは「不可触民等の非抑圧階級の分離選挙区制法案への抗議」のため。
アンベードカルは
「マハトマは不可触民制の廃絶をカースト・ヒンデゥーに求めて断食に入ったことは一度も無いのに、不可触民の権利要求を阻止するために”だけ”断食を始めた。」
また「マハトマは職業を世襲せよと説くがマハトマはバニヤー(商人・バイシャ)で彼の先祖は商売をやめて本来はバラモンの職業である大臣職についた。マハトマ自身も”秤”より”法律”を選び、次に法律を捨て「半聖人・半政治家」になった。彼の末息子はバイシャでありながらバラモンの娘と結婚(逆毛婚=プラティローマ婚)し新聞社で働いている。マハトマ自身でさえ職業世襲は実践不可能である。」
と非難している。
マハトマはカーストやシャーストラの支持者層(強者)が選んだ偉人であるから当然である。

犯罪部族=クリミナル・トライブ、1930年代で2000万人
原住部族=アブオリジナル・トライブ、1500万人
不可触民=アンタッチャブル、5000万人
未開部族=1200万人