(2) 黒い聖母像
 エジプトの偉大なる女神イシスはしばしば黒人女性として描写され、錬金術と密接にリンクしています。そしてヨーロッパの黒い聖母と密接に関連しています。
- Lynn Picknett & Clive Prince, Turin Shroud ? In Whose Image? The Shocking Truth Unvailed

 イシスはアンク十字(エジプトの輪になった十字)を最高の伝授者として説明される奇妙な形のしゃくは黒い聖母によって運ばれ、彼女はイシスのようにしばしば緑色が好まれた。緑色や黒色は秘密作品のはじまりと指摘され、錬金術師によれば「イシスの性」が見つかるはずです。
- Ean Begg, The Cult of the Black Virgin

 黒い聖母はイシスであり、彼女の名前はノートルダム・ドゥ・ルミエール。
- Pierre Plantard de St Clair

 テンプル騎士団は投獄され、シオン城で死を待っている間、ベルナールが彼女の宗教の創設者であることを認め、彼女への祈りを行った。加えて彼が彼女に対し取り組んだ多くの賛美歌と説教、それら彼は雅歌、ソロモンとシバの女王祝婚歌をテーマに約280の説教を書き、それら短句は「私は黒いが、美しい。ああ、エルサレムの娘たち」の黒い聖母信仰が繰り返される。
- Ean Begg, The Cult of the Black Virgin

 私は黒いが美しい、エルサレムの娘たち。ケダルのテントの様に黒く、ソロモン宮殿のように美しい。
- Song of Songs 1:5-6

 フランスにある黒い聖母として知られる数百の像のうちほとんどが偶然ろうそくの煙によってくすんだものです。その他は元々エボニー(のちにはピアー)のような黒い木で作られたものや、定期的にオイルやワインで処理されるうちに黒ずんだもの。コプトエチオピアの像が十字軍の間フランスにもたらされ、それが黒い聖母の原型となったのかも知れません。
 黒は大地の色であり、豊饒と生命の源、聖体と悲しみを表す。多くのイシスや、ディアーナキュベレーといった女神像は黒である。初期のキリスト教から、祝婚歌は教会と聖母マリアの象徴でした。
 黒い聖母教会はしばしばマグダラのマリアの名を生みました。1247年にボードワンII世はVezelay修道院トリノの聖骸布マグダラのマリアの聖体を交換しました。秘密の伝説では、マグダラのマリアはイエスの妻であり、南フランスでその子供を出産したと言われています。彼女は秘術の伝道者として崇拝されました。