巡航ミサイル
1950年代潜水艦がミサイルを発射するとき浮上してから燃料を注入した。現在はガス圧で艦から出してからブースターを発火させる。
個体ロケット燃料におけるアルミ粉末の理想混合比は20%、燃焼比率は1.24:2.25
ライト兄弟による動力飛行成功から15年後には無人爆撃機「リバティ・イーグル号=ケタリング・バグ(80キロ爆弾相当)」が誕生していた。エルマー・スペリー担当の自動操縦方法は「ジャイロ・スコープ」で翼を制御するもの、ただし、機体を水平には保つだけでは直に誤差が生じてしばしば堕ちた。1917年墜落したケタリング・バグ実験機を農夫に発見されて搭乗者の不在を問われての言い訳は「パイロットはパラシュートで降りた」。
1946年「スナーク」の誘導方法は特定の「星」を目印にするものだが、これは成功しなかった。
「SLAM」はレーダーで「地形(指紋=谷や山の起伏をデジタルデータ化)」を確認しながら誘導する。「SLAM」自体は米ソの戦力均衡を崩す恐れから1964年に開発が中止されたが、「地形」誘導は1974年からの「トマホーク」巡航ミサイルでも採用され現在に至る。ただし、砂漠など識別可能な個性に乏しい地形上を飛行すると地形誘導は「迷子」になる恐れがあるので、湾岸戦争でトマホークミサイルは砂漠を迂回して(ザグロス山脈経由で)バグダッドを目指した。最近では「GPS」も付加されている。
v1ロケット(通称バリバリ爆弾)は機首に付けた風車が糸を巻く回転計により目標距離に達すると起爆装置を起動して平行舵が跳ね上がり落下する。「リバティ・イーグル号」の開発メンバーだったハップ・アーノルドはv1の残骸を米国に持ち帰り3週間後にはこれを解読した。v1は8000発程飛ばされたが半分は迎撃されて堕ちた。当時の戦闘機でも上空で待機して急降下すればv1に追いつけた。翼でv1をひっくり返して落としたパイロットもいたことになっている。
UAVを衛星経由で操作?