ハイイロオオカミの群れ

猫科の獣と違い狼は獲物よりトップスピードが遅いのでバイソン等大型獣を狙うときはグループでゆっくりと休み休み追い詰めて疲労したところ仕留める。
狩猟の対象になったときに下手に逃げないでその場に留まり、包囲されても怯まず体力を温存しながら適格に反撃して狼に狩猟を諦めさせて助かるワピチ、ヘラジカの報告例がある。
大型草食獣は後ろ足の蹴りがクリーンヒットすれば狼に致命傷を負わせることができるので、勝てる見込みがあるなら逃げない方が助かる。狼は逃げる者の追跡をなかなか止められない癖があるからだ。
イエローストーン国立公園ではワピチ、ヘラジカの反撃が原因で死んだオオカミ六匹の観察報告がある。