キリストのライバル

ティアナのアポロニウス:病人治療などの奇跡を行う。元老院議員の娘を死後8日目に蘇らせ、聖歌隊に導かれて昇天。母は受胎を神から宣告された。

サマリアのサイモン・マグス:サマリアからローマ領内を巡業して、空中浮遊などのイリュージョンを行う。300年頃まで小アジアに信者多数、クラウディウス帝が彼の肖像を作る。充分にメシアと呼ばれた。300年代まで信者多数。

売春婦のヘレナ:理由は判らないが、エレイナイオス曰く何故か娼婦であることがメシアの理由。

イシス:200年頃帝国内で女性に人気、「天上の女王・海の星・処女の聖母」と呼ばれた、女性信者はセックスを拒む時があった?。6世紀まで禁止され無かった?ことが驚きである。イシス神殿は聖母アリアの教会になった。

ミトラ:200年頃帝国内で兵隊さんに人気、処女母から12月25日に誕生し、死後復活した、

マンダ教徒:洗礼のヨハネがメシア、現在でもイラクに信徒10万人、

バル・コホバ:132年イスラエルからローマ兵を追い出し、135年まで独立を果たす。ラビ・アキバ推奨のメシア。

ローマ皇帝:27年、アウグストゥスから現人神で、神の子、救世主と呼ばれた。皇帝崇拝を拒絶(納税拒否)する当時のキリスト教徒は「無神論者」と言われた。「公序良俗」に違反している身でありながら「迫害」とは言いがかりである。数十年前アジア極東の某国では皇帝「不敬罪」があったのだ。

製作者の意図はライバルと言うより「習合」と言いたげな様な???