1985年アテネ発カイロ行エジプト航空648便はパレスチナ・テロリスト4人によりハイジャックされた。搭乗のエジプト警官1名がハイジャック犯リーダー1名を射殺(警官も負傷)、このときの流れ弾による機体の損傷によりマルタ島に着陸、機体整備・燃料補給交渉の際にエジプト人警官1名(止めを刺される)、イスラエル女性2名、米国人2名が犯人に撃たれた。エジプト政府の特殊部隊が機体を爆破して突入(犯人の特定はおろか人数も知らずに強行)、このときの爆風と火災煙で乗客50人・犯人1名と特殊部隊の銃撃で乗客4人・犯人1名が犠牲になった。(70人中58名)
生き残った犯人オマー・モハメド・リザク(乗客5名に致命傷を負わせた)は(エジプト・マルタ?)政府から禁固25年の判決を受けたが特赦され、後に国際手配で米国に拘束された。
エマージングな航空会社の利用には注意が必要である。

260.07