グラディエーターの真実:
グラディエーター=大麦を噛み砕く人 の記述がある。
剣闘士遺骨の「ストロンチウム(植物)と亜鉛(肉)の残量」から”菜食”であったとするのが妥当らしい。
養成所から試合まで終始素足。
敗者の命乞いは観客の反応次第、実際の試合中死者は1/8人らしい。

ラムセス:エジプト十災の検証:
ラムセス2世は聖書でモーセと張り合ったパロである。ラムセス2世のミイラは死亡推定年齢80〜90歳代。
エジプト十災は男長子殺害以外の9つがナイルの氾濫が原因の自然災禍で説明可能。
・ナイルは9月にはエチオピアの赤色土が大量に溶け込んで真っ赤になることもある。
・蛙が湿地から上がる。
・炭素菌が5,6の災いの原因。
・2月なら雹が降る。
・3月はイナゴが発生し易い。
・4月砂塵が舞真っ暗になることはある。
・ラムセス2世の長男「アメンヘルケプシェフ」は頭骨による死亡推定年齢は30代、アブシンベル神殿のレリーフでも成人で軍功が記されている。子供ではない、死因は頭蓋骨に未回復の陥没跡があり、これは打撃によるもので、撲殺や落車など戦傷死であるかも知れない。
・ラムセス2世13番目の息子「メルエンフタファ」は彼のミイラに付着したナトロンから紅海でモーセを追撃して溺死したその人と勘違いされているが、結構高齢まで生きた。
・紅海は「葦の海」の呼び名があり沼湿地の可能性がある。数千人規模のヘブライ武装団がラムセス2世の長男アメンヘルケプシェフの戦車隊を泥湿地帯で迎撃して見事敵将を討ち取った故事によるのかもしれない。


・聖カタリナ修道院にはモーセの見た燃える芝がある。
・「アテン賛歌」は「詩篇104章」と内容が酷似している。
・アマルナのアテン神殿のサイズは「幅300×奥行き800」でエホバ神殿270×800と近似している。
・アマルナから遠く離れたサッカラでもアテン神官の墳墓と思わしきものがある。

ラムセス2世はイクナトンによるアテン神=1神教改革の強力な反動(多神教復活)政策者であった。
モーセが窮地にあったアテン神=太陽神の支持者であり不平不満のあったユダヤ人を誑かして出エジプト他の反政府活動に従事したとすればラムセス2世の聖書における評価が納得できる。
おそらく1神教支持者=ヘブライ人は国外追放でワザワザ引止めはしなかったと思う。