トロイ 歴史は繰り返す→繰り返し創造される?

シュリーマンが発見を主張したギリシャ神話の伝説都市トロイとされるダーダネルス海峡入口附近遺跡であるが、第6層からの戦跡証拠(炭堆積、鏃など)の発掘で6層目の年代が”トロイ戦争”の舞台とされている。
近年、第8層遺構の特徴からどうやらヘレニズム期のこの場所に神話上のトロイを模した”テーマパーク”を建設したのではないか?との説を展開している。
イリアスに語られる古代叙事詩の登場人物達に自身のアイデンティティを求めていたギリシャ・ローマ期の人々は滅亡都市を探求し遺跡を特定した。その後、巡業(観光旅行)者目当ての観光都市として第8層が再建されているという。
なんと、ヘレニズム期に第1回のトロイ探求発見(捏造含む)があり、商業化もされたが中世期に忘却され、シュリーマン〜現代に再発見されたというのだ。

*日本では[桃太郎]を”伝説”として語る地は、一説によれば日本各地に二十数か所あり、単に物語中で実在の場所の名が出ているものまで含めると、三十数か所になるという。つまり、それだけの土地で「桃太郎実在論」が説かれているわけである。
↓引用元
http://enkan.fc2web.com/minwa/momo/column.html